『あなたへ』(12)

愛した人が恋しいのか
愛された記憶が恋しいのか


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悲しいことが起こったとき、
上手に悲しむことは大切で、
悲しさに居場所を作ってしまうと、
悲しさを手放せなくなってしまう。

悲しさも傷口と一緒で
勝手に癒えていくけれど、
深ければ深いほど、
そこに傷があった事実だけは忘れない。

人は人にすがるように生きていて
主人公が旅の中で様々な人と会うたびに、
形は違っていても、
みんなひとりが苦手なのだと気づかされていくような
とても辛い映画に思えた。

古幡監督作品はいつも、映画を通して自分自身と
話しているような感覚を覚えさせられる。
恐らく次に見たときには、違う感想を持つような気がする。
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by usedpeople | 2014-11-16 17:45 | 日本映画
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